歯槽膿漏

歯槽膿漏の予防、回復にはどうする?

 もちろんプラーク(歯垢)の除去など口内衛生も必要ですが、歯には歯と歯肉の間に歯根膜というクッションの役目をする膜があります。関節の関節軟骨と同じように噛む力がこの膜に伝わり、圧縮 開放をくり返すことで歯茎を栄養補給しています。噛む力が少なくなると栄養の供給が少なくなり、萎縮してきます。それも大きな原因です。

スルメでもタクアンでもムグムグムグとよく噛んで食べることが必要で、やわらかなものばかり食べていては駄目なのです。

 症状が出ている方はできるところから、少しずつ歯茎にストレスをあたえることが必要です。最初のうちは弾力のあるものをアムアムアムと甘噛みするように軽く噛んで鍛えてください。だんだん強くなります。

 

 ひとつの例で、ワンちゃんも本来は肉食です。砕き、噛みちぎるのが本来の歯の使い方です。缶詰のペースト状の食べ物やポリポリとしたものばかりではやはり歯槽膿漏になります。ワンちゃん用のガムをあたえてください。

 

さらに唾液は毒消しの作用もあるといわれています。良く噛み、唾液とよく混ぜることは食中毒の予防や添加物の分解にも有効です。 

 

歯医者さん、美容院に行くときのお願い

頸椎の2番、3番あたりに口を開け閉めするための筋肉が付く顎関節頸椎支点というところがあります。この場所がゆがみむと口の開けたり閉めたりする筋張力のバランスに乱れがおき、顎の動きがおかしくなる、いわゆる顎関節症を発症します。

口を開けるという事は下顎だけが下に動くのではなく、わずかに上顎の付いた頭骨もわずかに上に動いてます。

顎を引いた緊張位で頭骨を固定して、無理に口を開けるのではなく顎を軽く前に出すよう、頭を後ろに軽く傾けるよう緊張を解いて洗髪、治療を受けてください。最近の椅子は一昔前と違って良くなってきてますし、痛みの少ない治療になってあまり緊張しなくてすむので、あまり心配はいらないと思いますが、一応ひと言。

 

下顎はぶら下がった状態で着いてます。ですから下を向くと顎は前に、上を向くと奥にわずかながら移動しますので上向き、水平、下向きではかみ合わせが違ってくるのです。

 

骨粗鬆症

ホルモンの関係もあります。性差もあります。

「骨はカルシウムでできているからカルシウムを取らなければいけない」と言います。

でも骨はコンクリートに似て、砂利であるカルシウムと固定するセメントであるコラーゲンが必要です。糊の原料であるタンパク質をとることも大変必要です。

あとある程度の太陽光(ビタミンD生成

)。

前述しましたが骨に歩行などのストレスをあたえることでカルシウムは定着します。座りっぱなしでカルシウム錠剤を飲んでいてもあまり役に立ちません。季候のよい時は太陽の下を散歩しましょう。

(最近、年寄りも肉類を食べてる方が元気だ なんていわれ始めています。)


体軸と臓器機能低下の問題

○右足に重心がかかりすぎ、左足に体重がかかっていない状態

基本的に胸から下の障害を起こしやすいです。例えばおしっこが出にくい、近いなど腎臓や膀胱系などの泌尿器関係。

○右足が浮いている状態。

胸から上の臓器の機能が低下しやすくなります。例えば心不全、動悸、血圧異常などや喉を痛めやすい、咳が出やすいなどの呼吸器系の障害。

○両方の足に重力がかからない状態(歩行や動きが少なく、ストレスが少ない)

全ての機能不全が起こりえます。つまり寝たきり状態と同じ。

 

このような人たちは非荷重症候群と言われる内部臓器の様々な症状がだけでなく骨盤に異常を来し、ぎっくり腰、慢性腰痛など腰の痛みにも悩まされます。積極的歩行だけでなく、後述する腰痛体操で予防してください。


現代病

農耕民族である日本人は飢饉にそなえ飢餓体質になっています。腹が減り気味の方が頭も体もよく働きます。飽食には対応していませんので、食べ過ぎが長く続くと体調を崩します。

「朝飯前」と言う言葉があるように、日の出と共に働き出し、ひと仕事済ませてから朝食を取るようにできあがってしまっています。朝、内臓を起こさないうちにすぐに朝食をとる生活にはついて行けませんので、長い間にはそれこそ現代病の元になります。

 内臓を休ませる「腹が減ったな~」という時間が必要なのです。

時々一食抜くとか、短期絶食などするといいでしょう。水分やミネラルの補給は忘れずにね。

 

絶食療法】

●絶食療法とは生体のリセット

●多くとも月に1度、3日間。

●入れる物は水とミネラル。繊維質はだめ。内臓が休めない。(黒糖がおすすめ)

○無理のない復帰

(体調によります。)…明けの朝から三分がゆ二合。次の朝三分がゆ、夜七分がゆ。その次の朝、三分がゆ、夜から普通食。(ひどい便秘症が治まったと言う話もあります。)

(便が出きらなかったら便に不純物が入っているので浣腸で出すとよい。)

 

夏は夏野菜を食べて元気になりましょう

 ウリ科の植物

身体の熱を冷ますと言われ、血液循環を助ける。また腹痛、下痢など夏の水毒の治療にも使われていた。

尿の出をよくする。のぼせの改善、血中コレステロールを抑制する働きがあると言われる。またナスの皮に含まれるナスニンには強力なガン抑制作用がある。皮のままの料理がおすすめです。

 ネバネバ食品

消化酵素が多く、夏バテ気味の胃腸の調子を整えます。このネバネバ成分ムチンは粘膜を潤し損傷を防ぐのに役立ちます。またタンパク質分解酵素を含むので食べたタンパク質を無駄なく吸収する働きもあるので積極的にとるといいでしょう。山芋、モロヘイヤ、オクラなど。

 枝豆

カルシウム、鉄、亜鉛、銅など微量元素にとみ、ビタミンやカリウム、植物繊維がひじょうに多い濃縮野菜。脳の活性化、老化防止、ガンの予防、更年期障害の防止。幅広い疾患の予防に効果的。また夏バテ防止や、二日酔い防止などにも効果絶大です。

 トマト

大変優れた食べ物で胃液の分泌を促進させ、ビタミンCやAも多く含むため感染予防にも効果絶大。風邪の予防や夏風邪、プール熱、食中毒、あせもなどにもよいと言われる優れた食品です。

 ついでにサクラエビも

抗酸化物質である赤い組織の「アスタキサンチン」を含み、カルシウムや銅が豊富。この銅は赤血球のヘモグロビン合成を助ける働きがあるので、銅をとることでヘモグロビンが体のすみずみまで酸素を運べると言うことになります。サクラエビ20gで銅の一日摂取量の半分が補えます。

 


座骨神経痛、しびれってどういう状態なんでしょう。

 座骨神経は下部腰椎から出て骨盤を通り、下肢に向かっています。太い神経です。この神経が障害を起こして座骨神経痛や足のしびれを発症することが多いです。

 よくレントゲン写真をみせられ、「ほら、この軟骨がヘルニア(今は狭窄症がはやり)になって神経を圧迫してるのが原因だよ」と言われます。「どうしてもというのなら手術しようか」と言われ手術を受けたけれどイマイチと言う話をよく聞きます。

神経というものは柔軟性があって少々の部分的な圧迫では変形して逃げてくれるのですが、引っ張られることにとっても弱いのです。引っ張られると細くなり神経の流れが悪くなり足の感覚、働きに影響を与え、長期には神経が痛めつけられ大人うなり続けるほどの強い座骨神経痛を発症します。

 無症候性のヘルニア(狭窄症)はよくあって、たまたま症状が出た人がレントゲンを撮ると「ほらこれが原因だと…」。ヘルニアが見つからず腰痛、神経痛になってしまうと疲労性とか原因不明の腰痛や神経痛、椎間がちょっと狭いと狭窄症ということになります。椎間板の脱核など重篤な場合などを除き、ヘルニアは何かあったときに椎間板をつぶして大切な脊髄を守る安全装置の役目をしているところがあります。

腰を痛め骨盤の関節(仙腸関節)が潤滑不全(ゆがんで動きが止まる)を起こすと、それに引っ張られ牽引痛のような痛みを感じ神経痛に進んでゆきます。それまでに何度か腰痛様症状、ぎっくり腰、足のつりなどを繰り返しているはずです。

最近はやりの骨盤矯正は正しく行うといい結果になります。前述しましたが膝痛、腰痛、背部痛、こむら返り、繰り返す寝違えなど多くの症状は骨盤が不安定になり軸が乱れて起こることが多いのです。